“Young Champs”

11月13日の日体大記録会の5000m41組。

私はこの組で走るビダン・カロキ、そして15歳のンガンガ・ワウエルだけを観に行った。

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ビダン・カロキの素晴らしい走りは、前日の10000mでも見られたように、流石は、2大会連続のオリンピックランナーの走りそのものだった。所謂、これぞ世界レベルの走りである。

特に、ペースを上げてからのピッチの速さは、もはや日本人では見た事の無い非常に速い動きである。それでいて、この写真を見てわかるように、しっかりとかかとがお尻のところまで上がっているように、非常にリズミカルかつスムーズな無駄の無い動きである。

カロキは、上半身の筋力、胸や腕、体幹部分に至るまで筋骨隆々としており、ハムストリングスも強さもあってそのような走りを実現させている。彼に体つきを間近で見ればそれがわかる。

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32番のンガンガ・ワウエルはケニアのナイロビから南へ少ししたところにある、ンゴングの高校1年生の15歳ランナー。通学ランが普段の練習と話す。

ンガンガはYoung Champsという、ンゴングでのジュニアアスリート育成プログラムでサポートされている選手である。

このヤング・チャンプスは、ウィルソン・キプサング、パトリック・マカウ 、カレブ・ディクらのアンバサダーが名を連ね、日本のマラソンでも活躍したアイザック・マチャリア氏が代表を務める。

将来的には、エチオピアのジュニアアスリート育成も視野に入れており、そのアンバサダーとしてケネニサ・ベケレの名がラインナップされる予定だ。

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ビダン・カロキは13分25秒64の1着でゴール。ンガンガ・ワウエルは13分39秒69の自己ベストで5着。年上のケニア人・エチオピア人ランナーとの中で堂々とした走りだった。

「レース前はとてもリラックス出来ました。夜のレースは初めてだったけどうまく走れました。日本に来たのは初めてだったけど、日本の食事は好きです。魚、唐揚げ、牛丼…etc」

普段は15歳の高校1年生。その若さの奥に、希望の光が見えた。彼はその未来を語った。

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「東京オリンピックでの金メダルが目標です。私の夢です。尊敬する選手は同じンゴングのトレーニングキャンプで練習する(カロキが帰省した際)カロキ選手です。彼のようなランナーになりたいです。」

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左から:ビダン・カロキ選手 ンガンガ・ワウエル選手

スポーツインオラGM:柳田主税氏 ヤング・チャンプス代表:アイザック・マチャリア氏

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ンガンガ選手は2018年に地元のケニア・ナイロビで開催される世界ユース選手権が次の目標になる。

2020年に向けて動き出している選手やプロジェクト。日本だけで起こる事だけが全てではない。むしろ、これからは世界で起こっている事を世界と同じ速度でキャッチする事が我々には求められる。

今回の日体大記録会では、日本にいても世界の選手や世界の動きを直接感じられたことが今回の私の収穫であった。

私は2020年に日本での、私が住む東京という都市でのオリンピック・パラリンピックを迎える立場、世界からのお客様を迎える立場として、このような才能にあふれたグローバルで活躍の見込めるランナーにこれからも世界のいたるところで会える事を楽しみにしている。

そして彼らの夢を聞いて、それが実現出来るようにサポートするのみである。

 

Posted by Tsukasa Kawarai

Photo by  Tsukasa Kawarai

(c) 2016 T.Kawarai all rights reserved

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